文化の由来・起源 ~「文化ちりとり」や「文化祭」についても~
私たち日本人特有の習慣や考え方などは様々ありますよね。それは世界中の人々に共通していえることであります。
これを文化というのですが、一体「文化」とはどのような定義がなされているのでしょうか。また、「文化」という言葉の付くものについてもまとめてみたいと思います。
文化の定義について
「文化」という言葉は、とてつもなく広い意味を持っています。
あえていうならば、人間が生まれてきてから(後天的に)学ぶことができるものであって、集団が想像してそれを継承している、または継承していたものです。
そこに実態があるわけではないですが、人々の認証と実践が「文化」の定義だとされています。
しかし、人の数だけ癖や考え方などの違いはありますから、そう考え始めると「文化」という定義は決定的に決められるものでもないということのようです。
このように「文化」という言葉にはとてつもなく広い意味合いがあります。
ここから先は「文化」と名の付く物についてみていきたいと思います。
「文化ちりとり」の由来について
皆さんは文化ちりとりというものをご存知でしょうか?
そんなもの聞いたこともないと思われる方もいらっしゃるでしょうが、学校や事務所などで使われたり、外のごみを集めたりする時に使われるちりとりで、長い柄がついていて、床に立てれば口が閉じるのでゴミがこぼれることはありません。
なぜこのちりとりが「文化ちりとり」と名付けられたのかですが、今書いたようにこの「使い勝手がいい」というところが、この製品が出来た当初はとても画期的だったそうで(今もですが)、使い勝手の良さが今までにない「最先端」な魅力だということで、「新しい文化」といった意味を込めてつけられたのではないかと言われているそうです。
これと同じように、現在ではスタンダードに使われている背の部分が丸い「文化包丁」も、今までにないモダンな物だということから「文化」という言葉を付けたとされています。
「文化干し」の由来について
文化干しというのは、従来魚の干物などを作るときの手法である「天日干し」に替わる新しい手法で、冷温風機によって乾燥させる手段の事をいうそうです。
しかし、もともとは干物の包装の仕方のことだったようです。
昔は木箱や新聞紙を包装に用いていたのですが、見栄えが悪いので代わりにセロファンで包んでみたところ、非常に仕上がりの見栄えが良くなったそうで、これも今までにない新しい手法だったことから「文化」と名前を付けたのではないかということのようです。
「文化祭」の由来について
文化祭というのは、学生たちが主に「文化活動を行う」ことを目的としている行事であって、大学の「学園祭」とはまたニュアンスが違うとされています。
これまでの学習の成果発表や、クラスで話し合い協力をして出し物をしたりすることが「文化活動」だとされているようです。
しかし、これこそ「日本の文化」として定義づけされているものですので、世界的な観点から見て、「文化祭」という定義が伝わるのかどうかはわかりません。
・参考記事
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/def-cul.html
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1227849257
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1118113591
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E5%8C%96%E5%B9%B2%E3%81%97
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E5%8C%96%E7%A5%AD 他