フランス語の由来・語源 や英語・日本語の中のフランス語について
フランス語というのはフランスだけのものではなく、実は私たち日本人の生活にもなじみのあるものだという事はご存知でしたでしょうか?
今回は、そんなフランス語についてまとめてみようと思います。
フランス語の由来について
フランスという国の起源は、フランク族に由来した「フランク王国」であるとされていますが、フランス語という言語自体は、フランク民族ではなくてローマの言語だった「ラテン語」に由来していると言われています。
そもそも現在のフランスと呼ばれている地域は、その昔はローマ人によって「ガリア」というふうに呼ばれていたそうです。
そして、この「ガリア」に居住している人たちが使っていた言語というものは「ガリア語」というものだったといい、これはラテン語に非常に近い「ケルト語」から派生したものの中の一つであるとのことです。
そして、歴史の流れの中でラテン語を使用していた一派(カエサル)がガリア北部を征服したことによって、ガリア全土でラテン語が使用されるようになっていったとされています。
「フランス語の由来はラテン語にある」とされているのには、こういった歴史の背景があるのだそうです。
フランス語に由来している英語について
その昔、1066年にフランス人(ノルマン人)によってイングランドの征服が行われ、イングランドではフランス語が主に使用されるようになったといいます。このことから、英語はフランス語に影響を受けるようになったそうです。
ですので、完全にフランス語のままの言葉が英語として使用されている例もあれば、フランス訛りの英語などもあるということになります。
ちなみに、フランス語の発音の特徴というのは、「語末の子音が発音されない」といったものや「語末にアクセントが置かれる単語が多くある」といったものだといいます。
フランス語由来の英単語としては
・仔牛(英:veal 仏:veau)
・豚(英:pork 仏:porc)
・雄牛(英:beef 仏:boeuf)
といったものがあり、かなり影響を受けているのがわかります。
フランス訛りの英単語の例としては
・chandelier(シャンデリア)
・concierge(コンシェルジュ)
・etiquette(エチケット)
といったような英単語があるそうで、このように「英単語の読み方がフランス語の発音に影響されている」と言われています。
フランス語に由来した日本語について
カタカナ表記の言葉は、そのほとんどが英語由来だと思っていませんか?
先ほど英語はフランス語の影響を受けているということをいいましたが、私たち日本人が何気なく使用している言葉の中にも、実はフランス語に由来しているものもあるんです。
例えば「シュークリーム」という言葉ですが、「シュー」というのはフランス語で「キャベツ」を表す単語なんだそうで、フランス語では「シューアラクレーム」と呼ばれているそうです。
また「コロッケ」という名前も、フランスで揚げ物料理のことを意味する「クロケット」という言葉に由来していると言われています。
このように、実はフランス語に由来している日本語というものも少なくはないのだそうです。
・参考記事
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E8%AA%9E%E5%8F%B2#.E5.A4.96.E7.9A.84.E3.81.AA.E6.AD.B4.E5.8F.B2
http://english-columns.weblio.jp/?p=1810
http://zhuangyuan.exblog.jp/12484688
http://news.livedoor.com/article/detail/8617001/ 他