テニスの由来・語源 ~「ラブ」ポイントやスコアの数え方の由来も~

tennis

世界の各地で楽しまれているテニスは、スポーツとしては幅広い年齢層に親しまれている部類に入ります。

今回は、そんなテニスについて色々とまとめてみようと思います。

テニスの起源や語源について

テニスの起源はとても古いとされており、紀元前15世紀に描かれたと考えられている壁画に、テニスのような「球を打ち合う人々の様子」が描かれているのだといいます。

これは、現代のようなスポーツとしてではなくて、古代エジプトにおいては「宗教的」な意味合いで行われていた行為だとされています。

しかし、互いに球を打ち合うといった行為は、そのうちに古代ローマ帝国の人々にも「楽しみ」や「遊び」として次第に広まっていったとされているそうです。

今まで述べてきたのは「テニスの起源」であり、現代のテニスに直接的な由来がある球技というのは、8世紀ごろにフランスで発生した「ラ・ソーユ」という球技にあるとされています。

そして、16世紀以降にはフランス貴族の遊戯として定着をし始めたといい、呼び方も「ジュ・ドゥ・ポーム」と変わっていったそうです。

現代の「テニス」という言葉の起源としては「ほら・さぁ・そら」といったような相手にモノを差し出すときの呼びかけの意味で使われていた「トゥネ」が由来だとされています。

こういった意味から、サーブを打つ人が「トゥネ(ほら、いくよ)」といったような掛け声を出していたとされており、いつしか「トゥネ」が「テニス」に転じたと言われているそうです。

「ラブ」の由来について

テニスで点数をカウントする時に、「ゼロ」のことを「ラヴ」といいますよね。

この言葉の由来にはいくつかの説があるとのことです。

まずは、「ゼロ」を数字で表すと「0」となり、卵の形に似ていることから、フランスでは「0」を「レフ」という卵の意味を指す言葉で呼ぶようになったといい、それがイギリスに伝わった時に英語の「ラヴ」に聞こえたからという説があります。

これに似たような説として、クリケットという球技でも、得点が0で終わった時に「duck」や「ducks eggs」といったような「卵の形」の表現をしていたことから、テニスでも卵の形にちなんで「ラヴ」と言うようになったというものがあります。

また他に、「love」という単語にはもともとは「nothing」の意味があったために「0」を「ラヴ」と呼んでいたからといった説もあるとされているそうです。

テニスのスコアの由来について

テニスは1・2とポイントをカウントするのではなくて、「15・30・40(45)・60」で1セットと定められています。

上記のように15が基本の単位とされているのですが、これははるか昔に生活の基準となるのが「60進法」だったからという説や、12世紀以降の修道院の生活時間が「15分単位」で組み立てられていたからといったような説があると言われているそうです。

しかし、「45」のところだけは「40」とカウントするのですが、これは単に「45より40の方が言いやすいから」といった理由だということです。

・参考記事
http://tennis-histry.net/tennis_origin/
http://www.nippon.fr/ja/archives/409
http://homepage2.nifty.com/osiete/seito84.htm
http://homepage2.nifty.com/osiete/seito84.htm 他

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