「中国」の由来 ~中国地方も中華人民共和国も~

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中華人民共和国(中国)は、ユーラシア大陸における東アジアに位置しており、人口は13億人以上で「世界一人口の多い国家」とされています。

今回は、そんな中国の由来についてまとめてみようと思います。

中華人民共和国(中国)の由来について

現在の「中国」の定義としては、アジア大陸の東部に広がる一体(中国大陸)を支配する「中華人民共和国」の略称として使用されている名前だといいます。

中国という大陸の歴史は古く、その昔は漢民族やモンゴルなど、様々な民族によって複数の王朝が出現しては滅亡していくという「戦乱」を繰り返しており、「清」の時代までは「国家」としての概念はなく、あくまでも「王朝」としての概念だったそうで、その時の王朝の名前が対外的にも使われていたということだそうです。

しかし、19世紀半ばに入ると、世界的な主権国家体制に組み込まれていき、その過程で「中国」という名前が主権国家の自称として使われていくようになったといいます。

この「中国」という言葉は、中国の古典である「詩経」の中で「地理的中心部」という意味で初めて使われた言葉だといい、そもそもは国名としてできた言葉ではなかったとされています。

最初は「中国」とされていたものが、国名として使われていく中で次第に「中華民国」となっていきましたが、「中華」という言葉には、中心部という地理的な意味合いの他にも、「華夏文化の優越性」「漢民族のアイデンティティ」といったような意味も含まれているのだといいます。

中国人が「アル」を語尾につけるというイメージになった理由とは

よく、中国人設定のキャラクターなどが「〜アル」「〜アルネ」などとしゃべる描写があると思いますが、なぜこのようなイメージになったのでしょうか?

こういった描写がされるようになった由来としては、昔中国から日本に来た人たちが、手っ取り早く日本語を話せるようにと考えた手法だそうで、肯定的なことをいう時には語尾に「アル」を、否定的なことをいう時には語尾に「ナイ」を付けて話したことが始まりではないかとされているそうです。

日本の「中国地方」という呼び名の由来について

日本では「山口県・広島県・岡山県・島根県・鳥取県」を総称して「中国地方」と呼びますよね。

中国地方と聞くと、中国という国に関係しているのかと思われる方もいらっしゃるようですが、どうやら関係はないようです。

その昔、都のあった「京都」からの距離を基準として、もっとも近い関西を「畿内」と呼び、そこから近い順に「近國」「中國」「遠國」と定めたそうで、そのまま「中國」の呼び方が残っていったのではないかとされています。

しかし、「中國」と呼ばれていた地方は現在の中国地方だけではなかったために、この説には疑問が残るともされているようです。

似たような由来としては「京の都と西の拠点である大宰府の中間に位置する地域だから」といった説もあるのだと言われています。

・参考記事
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1311999518
http://matome.naver.jp/odai/2139311911223027201 他

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