スペインの国名の由来 ~スペイン広場やスペイン階段、スペイン坂の由来まで~
スペインは、ヨーロッパの南西部にあるイベリア半島に位置している国で、海外からの観光客も多い場所です。
日本でも、サッカーやスペイン料理など、スペインの国の文化は全く関係ないわけではありません。
今回はそんなスペインのことについてまとめてみようと思います。
スペインの名前の由来
私たちは当たり前のようにスペインと呼んでいますが、これは英語での発音であり、スペイン語では「エスパーニャ」と呼んでいるそうです。
この「エスパーニャ」という国名の由来としては、古代ギリシア人が、スペインのあるイベリア半島のことを「日の沈む国」という意味である「エスベリア」と呼んでいたというものがあります。
またこの他にも、この土地にはウサギや犬が多く棲息していたことから、フェニキア語でウサギを意味する「shaphan」か、古ラテン語で犬を意味する「hispan」、もしくはバスク語で岸を意味する「ezpana」という言葉に由来しているというような説もあるとのことです。
スペインの国旗の由来
スペインの国旗は、真ん中が黄色で、上下が赤色といったとてもはっきりとした色合いの国旗です。
この真ん中の黄色はスペインの豊かな国土を表しており、赤は歴史の中で外敵を撃退した時に汚れた血の象徴だとされているといい、「血と金の旗」とも呼ばれているそうです。
また、国旗に描かれている紋章ですが、これは古イベリア半島における5つの王国の紋章に、ヘラクレスの柱を組み合わせたものだといいます。
ヘラクレスの柱には赤いリボンが巻きつけてあり、そこには「PLVS VLTRA」という文字が書かれています。これを訳すと「もっと彼方へ」という意味になるそうです。
この文字に関してですが、実は新大陸発見以前は「Non Plus Ultra(ここが世界の果て)」と書かれていたとされています。
「スペイン」がつくもののあれこれ
イタリアのローマには「スペイン広場」や「スペイン階段」と呼ばれている物があります。
なぜ、ローマなのにスペインの名前がついているのかというと、ローマはキリスト教の巡礼地とされており、フランス人巡礼者のために作られた施設なのですが、この場所の整備を進めている間も広場に面してスペイン大使館があったということから、本来は「フランス」と名が付くところを「スペイン」の名が付き、人々に広まっていったからだそうです。
同じように、東京の渋谷区にも「スペイン坂」という名前の場所があります。
この由来は、昭和50年にパルコが出来た時、店舗前の坂に名前を付けるにあたって、当時のその場所の雰囲気がスペインの街並みに似ていたから」だといった理由だそうです。
これは「区役所通りを勝手に公園通りと呼んでいたら認知されたので、同じ理由で何か坂に名前を付けよう」といったようないわば「言い張っただけ」で、次第に周知されていった名前だとされています。
・参考記事
http://homepage2.nifty.com/osiete/kokumei-sagyo.htm
http://www.sarago.co.jp/nfhtm/es.html
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1417912914
http://nikkan-spa.jp/545546 他