マラソンの由来(語源・起源) ~その歴史と42.195キロの訳~

marason

現在では一般の方のマラソン人口も増えており、マラソンはブームとなっています。

健康のためにマラソンを始めた方もたすういらっしゃると思いますが、そんなマラソンのそもそもの由来や語源・起源などについてまとめてみました。

マラソンの語源や起源

マラソンの起源は、「マラトンの戦い」にまでさかのぼり、実に紀元前450年ごろの出来事だといいます。

「マラトンの戦い」とは、ギリシャ軍とペルシャ軍の戦いのことですが、紀元前450年頃というのはギリシャとペルシャの戦いがとても激しかった時代だそうです。

そんな戦いの中で、ペルシャ軍はギリシャを侵略するために「マラトン」という現在のアテネの位置に上陸しましたが、迎え撃つギリシャ軍が勝利しました。

そして、この勝利を伝えるために一人の兵士がマラトンからアテネイという場所までをひたすら走り、勝利を伝えると、その場で力尽きて息絶えてしまったと言われています。

これが、マラソンの由来だといいます。

マラソンの歴史

マラソンがオリンピックの競技となったのは1896年だといい、マラトンの戦いからはかなりの年月が経った頃のようです。

この年にオリンピックの第一回目の大会がギリシャで行われたといい、この時にフランスの言語学者である「ミシェル・ブレアル」という人が、マラトンの戦いの伝承にちなんで「マラトンからアテネオリンピック競技場」までを走って競争することを提案したのだといいます。

ちなみに「マラソン」という競技名は、地名の「マラトン」を英語読みしたものなのだそうです。

フルマラソンの距離の由来

今では「フルマラソン=42.195キロ」というのが当たり前のことになっていますが、もともと第一回アテネオリンピックでのマラソンの距離は「36.75キロ」だったといいます。

なぜ、これが42.195キロという距離に変わってしまったのでしょうか??

実は、フルマラソンの距離は第7回目のオリンピックまで、40キロ前後ととてもアバウトな感じで、ちゃんとした距離というものが決まっていなかったそうなんです。

ちなみに、第4回ロンドンオリンピックでのフルマラソンの距離は42.195キロだったといいます。

そもそも、この第4回ロンドンオリンピックの時のフルマラソンの距離は「42キロ」というキリのいい距離で設定されていたのですが、イギリスの王女アレキサンドラが「スタートは城の窓から見たいし、ゴールは競技場に設けてある私のロイヤルボックスの前にして」という注文が入り、そのために距離が延びて42.195キロになったのだと言われています。

そして、第8回以降のオリンピックでは、この42.195キロが採用されるようになったそうです。

その理由として、第4回ロンドンオリンピックの時に、1位で競技場に入ってきた「ドランド」という選手がゴール直前で倒れてしまい競技役員に補助されながらゴールしましたが、その後失格となってしまったということがありました。

それを「ドランドの悲劇」といい、失格にはなったものの沢山の人に勇気と感動を与えた「ドランド」を称えて、この時の距離である42.195キロを採用したと言われています。

・参考記事
http://www.infonet.co.jp/ueyama/ip/episode/marathon.html
http://gogen-allguide.com/ma/marathon.html
http://homepage1.nifty.com/silabel/marathon/marathon_history.html
http://allabout.co.jp/gm/gc/213729/ 他

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