「言葉」の由来・語源 ~「面白い」「人間」といった言葉の意味も併せて~

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私たち人間がコミュニケーションをとる手段として欠かせないのが「言葉」です。

言葉の一つ一つにはちゃんと意味や由来がありますが、では「言葉」の由来とは一体どこにあるのでしょうか?

今回は、言葉についてまとめてみようと思います。

言葉の意味

皆さんは「言葉」という言葉の意味を考えたことはありますか?

言葉の由来を知る前に、まず「言葉」の意味というものを見ていきたいと思います。

言葉というのは、人が声に出したり文字に書いて表す意味のある表現のことをいいます。

また、言葉には真実もあれば嘘もあり、物事を説明する為ではなくて、私たちの「感情」を相手に伝えるための手段の一つでもあります。

人間は、この「言葉」という手段を使う事によって、歴史上で文明を築き、そしてそれを発展させてきたといっても過言ではないと思います。

言葉の由来について

さて、言葉の意味はわかったと思いますが、ではなぜ日本ではこのコミュニケーションの手段を「言葉」というようになったのでしょうか。

言葉の語源というのは「」と「」の複合語とされているそうです。

そもそも「言」という文字は「事」と同じ意味を持っているといい、「事」は「真実を表す重大な意味」を持っているものだったといいます。

しかし、私たちが発するものは決してすべてが真実ではありません。

そこで、軽い意味を持たせようとして「端(は)」を加えて「言端(ことは)」と表現するようになったとされています。

奈良時代の万葉集には「言葉」「言羽」「辞」という3種類の文字が使われていたといいます。

複数ある中で「言葉」が使われるようになったのですが、「古今和歌集」の中で「ことの葉」という表現がされたことによって、「葉は沢山の意味で豊かさを表現している」と考えられ、それが「言葉」として定着していったのではないかと考えられているようです。

その他の言葉の由来

上記のように、一つ一つの言葉には意味や由来があります。

私たちが普段何気なく使っているであろう言葉の由来を、簡単ではありますが紹介してみたいと思います。

面白い:「面白し」という言葉がもとになっているといい、「面」というのは目の前を意味しており、「白」というのは明るくてはっきりしているという意味を持っているのだそうです。

感情が明るくなると、目の前の情景も明るくなったような感じがしますので、それを「面白し」という言葉で表現したことに由来しているとされています。

人間:私たちが現在「人間」として使っている言葉の意味というのは、もともとは仏教語として使われていたものだそうで、その意味は「世の中」「世間」「人の世」といった類のものだったそうです。

それが、江戸時代になると「人」そのものの意味も加わるようになったといい、現在の「人間」という意味合いに変わっていったのだとされています。

・参考記事
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/80642/m0u/
http://gogen-allguide.com/ko/kotoba.html
http://gogen-allguide.com/o/omoshiroi.html
http://gogen-allguide.com/ni/ningen.html 他

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