コーヒーの由来 ~珈琲の歴史やルーツを知りたい~
朝のひと時やほっとしたい時などに飲む飲み物といえば「コーヒー」ではないでしょうか。
ブレイクタイムにはコーヒーが欠かせない!なんていう人もいらっしゃるとは思いますが、そもそもコーヒーとはどこに由来した名前なのでしょうか?
コーヒーの歴史とともにまとめてみたいと思います。
「コーヒー」という名前の由来について
コーヒーといのは、英語で「Coffee」と表されており、私たち日本人もこの「コーヒー」という言い方になじみがあります。
その他には、ドイツ語で「Kaffe(カフェー)」や、フランス語で「Cafe(カフェ)」と言われているそうで、言い方は少しづつ変わってはきますが、その由来はコーヒーの原産国であるエチオピアにある「Kaffa(カファ)」に由来しているのだとされています。
また、コーヒーを飲むとお酒を飲んだ時のように体が興奮して、心身共に元気になることから、アラビア語で「ワイン」を意味する「Qahwah(カフワ)」という言葉が語源ではないかとの説もあるそうです。
「珈琲」という文字の由来について
日本では、コーヒーを「珈琲」と漢字でも表すことがありますが、これは一体いつごろから使われている文字なのでしょうか?
調べてみると、幕末の蘭学者であった「宇田川榕庵(うだがわようあん)」という人が、最初にこの漢字を考案したのだとされているようです。
その理由としては、コーヒーの木に実った赤い実の様子が、女性の髪飾りである「かんざし」に似ていることからだといいます。
花かんざしを「珈」、かんざしの玉を繋ぐ紐を「琲」と表しているそうで、「珈琲」という漢字にはとても美しい意味合いが込められているのだそうです。
コーヒーの歴史について
現在、飲み物として人々に愛されているコーヒーですが、もともとはその実を食べていたそうなんです。
コーヒーに含まれている成分で、甘酸っぱいコーヒーの実を食べると眠気が晴れて心身が爽やかになることから、薬としても珍重されていたのだといいます。
そして、その実をすりつぶして脂を混ぜて、団子にするという調理方法で食べるようになったのですが、いつしか実と葉を一緒に煮た煮汁を飲むようになり、煮だした実の皮と種を天日で干して乾かし、それを煎って粉にして使うようにもなっていったのだそうです。
そして、アラビアを起源にイスラム教全土に広まったコーヒー。特にトルコではコーヒー豆(種子)を煎ってから石臼で挽いて、それを煮出して飲む方法がポピュラーになっていったといいます。
そして、トルコ人の貿易商がトルコから連れ帰った人にコーヒーをいれさせ、お客さんに振舞ったことからヨーロッパにコーヒーが広く普及していったといい、日本には明治時代のいわゆる「文明開化」と時に、西洋の文化とともにコーヒーが入ってきて、洋食店がコーヒーを出し始めたことから広く普及したのだとされているようです。
・参考記事
http://www.ucc.jp/enjoy/trivia/?no=30
http://www.ucc.jp/enjoy/trivia/index.php?no=48
http://www.keycoffee.co.jp/enjoy/school/histry.html 他