カレーの由来・起源 ~カツカレーから福神漬け、海軍カレーまで~
もはや日本の国民食ともいえるカレーですが、一口にカレーと言っても色々な種類がありますよね。
カレーの種類やその歴史などを調べてみました!!
カレーの由来とは
大人から子供まで皆さんが大好きなカレーは、今や家庭料理の代表にもラインナップされています。
その起源はどこにあるのでしょうか??
カレー自体の発見というのは、16世紀の「大航海時代」にまでさかのぼるのだといいます。
この時に西洋の文化が初めてカレーと出会ったと言われ、そこから広まっていったのではないかと言われています。
カレーの語源には諸説あるということなのですが、インド南部の方言である「kari」がなまってカレーになったという説もあるのだということです。
カツカレーの由来や福伸漬けについて
一口にカレーと言っても色々な種類の食べ方がありますよね。
そんな中でも人気なものには「カツカレー」があります。
カツカレーとはカレーにとんかつを乗せたものですが、一体いつからこのような食べ方が始まったのでしょうか。
その発祥は、1918年に浅草で「カツがのったライスの上にカレーソースをかけて出したことが始まり」だというふうに言われています。
その後30年ほど経ったときに、読売ジャイアンツ(野球チーム)の当時の選手である「千葉茂」さんが「グリスルイス」という銀座にある料理店で「カレーライスの上にカツをのせてくれ」という注文をして、現在のカツカレーの形が出来たのだそうです。
そんなカレーのお供といえばらっきょうも捨てがたいですが、なんといっても「福伸漬け」ではないでしょうか。
そもそもこの福伸漬けというのは、1877年頃に初めて作られたと言われています。
その時の材料が大根・なす・かぶ・うり・しそ・れんこん・なた豆の7種類で、それらをしょうゆとみりんベースのタレに漬け込んだものだといい、10年間もの期間試行錯誤を行ったといいます。
その福伸漬けがカレーライスに添えられるようになったのは大正時代に日本郵政の欧州航路客船の一等先客に出されるカレーライスと一緒に出されたのが始まりなんだそうです。
そして、この食べ方が広く普及し、現在ではカレーライスと福伸漬けは切っても切れない間柄になったというわけです。
海軍カレーの由来
よく耳にする「海軍カレー」は、今や商品化されて市場にもでまわっていますよね。
「海軍カレー」という名前からもわかるように、これは日本海軍に由来を持つカレーなんです。
海軍カレーというものは、海上生活をしている間、曜日感覚が分からなくなってしまうのを防ぐ目的で「毎週金曜日はまかないをカレーにする」というところから始まった物だといいます。
その食材や味は海軍のチームによって様々だということで、味の違いが分かれているのだといいます。
そんな海軍カレーは現在は基地などでも販売されており、一般人からは「レア物」として隠れた人気商品となっているようです。
色々な海軍カレーを食べ比べしてみるのも楽しいかもしれませんね。
・参考記事
http://www.ezaki-glico.net/curry/birth1.html
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%AB%E3%83%84%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%BC
https://ryorisapuri.jp/news/entry/2015/02/08/170000
http://www.nskaijyo.com/enjoy/carry.html