神奈川県の名前の由来と鎌倉市の由来

daibutu

東京都に隣接している県であることから、数多くの方が生活をしていらっしゃる神奈川県。

今回はその「神奈川県」の由来についてまとめてみようと思います。

神奈川県の由来には諸説ある

神奈川県の県名の由来を調べてみたところ、それは諸説あるとされていました。

まずは「川の名前に由来している」という説についてです。

その昔、この地にとある宿があったといい、旅をする人々はこの宿を利用していました。

しかし、この宿の近くを流れる川の水量がものすごく少なかったといい、どこが水源なのかがわからないとされていたのだそうです。

ですので、この川の上流がどこにあるかがわからないということで「上無川(かみなしがわ)」と呼ばれていたといいます。

そののちに、大和武尊(やまとたけるのみこと)が東方へ行く最中に、彼の持っていた草薙の剣(くさなぎのつるぎ)がこの川に反射したのか金色に光ったと言われており、そこから「上無川(かみなしがわ」を「金川(かながわ)」という名前に改めたとされています。

これがまず、「かながわ」と呼ばれるようになった由来だとされているそうです。

その他の由来について

上記の他にも、神奈川県の由来として言われている説があります。

それは、この地に朝鮮系住民が多く暮らしていたことから、もともとは「韓川(からかわ)」と呼ばれていた川があり、それが転じて「神奈川」となったという説です。

神奈川県は、現在でも朝鮮系の住民が日本で一番多い県だとされており、今の神奈川県の土地を開拓したのが、この朝鮮系の住民だったといわれているそうです。

このことから、「韓川(からかわ)」が由来という説が有力なのかもしれませんね。

神奈川県内の地名について

神奈川県内の有名なスポットとして「鎌倉市」があります。

鎌倉市は大仏もあり、風情漂う静かな場所で、東京都内からもそんなに遠くないことから、観光地として数多くの方が訪れる場所です。

そんな鎌倉市の地名の由来は、歴史的なものと地形的なものがいわれています。

まず歴史的なものとして、その昔、神武天皇という方がこの地を征服しようとした際に、人々が天皇にそむいたことから、天皇は毒の矢を次々と放ったと言われています。

その毒矢が人々に当たり、その屍(しかばね)が山(蔵)を作ったことから「屍蔵(かばねくら)」と呼ばれ、それが訛って「かまくら」になったとされている説です。

また地形的なものとして、鎌倉の地形は南が海でそれ以外の三つの方角は山となっているため、形が「かまど」のように見えます。そしてその一方(南)だけが開けていることから「」のようだとされたといい、これが「鎌倉」という地名になったという説もあります。

その他の説としては、比叡山にある別の鎌倉と言う地名は、もともとは「神倉(かみくら)」がなまって出来た言葉だとされており、鎌倉にも同じような「神倉」があったので、ここも同じように「神倉」という言葉がなまって鎌倉になったのではないかともされているようです。

・参考記事
http://chimei-allguide.com/14/000.html
http://www.ne.jp/asahi/davinci/code/history/kanagawa/index1.html
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kids/jh/kjh221.html 他

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ