岡山県の由来 ~「大都会岡山」と呼ばれる件や「桃太郎」の意外な発祥も併せて~

shiro

中国地方にある岡山県は、桃が有名なところです。

また、「桃太郎」という昔話の発祥の地としても有名ですよね。そんな岡山県の県名の由来や、岡山県に関するいろいろな事をまとめてみようと思います。

岡山の名前の由来

岡山県という名前の由来は「丘や山が周囲に沢山あるから」というふうに言われていますが、その他の説もあるので見てみましょう。

1590年に宇喜多秀家という方が、領地拡大に伴い新しい居城を建築することにしたと言われています。

それまでは「石山城」というお城が居城だったそうなのですが、城下町の整備をすすめ、新しいお城の本丸と天守閣も建築したそうです。

その時、この新しい本丸と天守閣を建築した場所が、「小さな丘」になっていたのだといいます。

その丘の名前が「岡山」という名前だったのだそうです。さらに、建築された新しい居城の名前も「岡山城」とし、それが現在の県名になっているとされているようです。

もし、居城を建築した場所が小さな丘になっていなければ、県名は違っていたかもしれませんね。

倉敷の地名の由来

倉敷市は、岡山県内では大きな市で、観光客も沢山訪れる場所でもあります。

そんな倉敷市の名前の由来とは一体どこにあるのでしょうか?

それは江戸時代にさかのぼるのだといい、この頃にこの場所が「米の集積地」だったからだといいます。

国に納めるお米を収納・保管しておくための蔵屋敷が沢山立ち並んでいたことから「倉敷地」と呼ばれていたそうで、これが現在の倉敷市の由来だとされています。

「大都会岡山」と呼ばれる由来

よくインターネット上では、岡山県の話題が出た時に「大都会岡山」などと表現することがあるのだそうです。

この由来となったのは、歌手のアンジェラ・アキさんが2006年にNHKのテレビ番組である「トップランナー」に出演した時の発言だとされています。

アンジェラ・アキさんは、番組の中で自身が徳島県の郡部の出身だということを話され、中学生になって岡山市内に移り住んだ時に「岡山が大都会に見えた」とおっしゃったのだそうです。

これがきっかけで「大都会岡山」という表現がされるようになったそうです。

岡山県が桃太郎で有名な由来

日本の代表的な昔話の中に「桃太郎」というお話があります。

岡山県では桃太郎が有名ですが、それは桃太郎のモデルになったと言われている人物が「吉備津彦命(きびつひこのみこと)」という勇敢な方だったからだそうです。

吉備津彦命は神武天皇の時代に、吉備津の国(現在の岡山県)を支配し人々を苦しめていた温羅という民族を討ち、吉備の英雄になったという伝説を持つ人物です。

また、桃太郎がお供のサル・キジ・犬にあげたとされているきび団子の「きび」も「吉備」からきているといわれています。

こういったことから、桃太郎の発祥の地は岡山県が有名となっており、きび団子も岡山県の名物として有名となっています。

しかし実際には日本各地に似たような話があるといい、一体どこが発祥の地なのかはよくわかっていないそうです。

・参考記事
http://www.okayamania.com/chimei/okayama.htm
http://www.okayamania.com/chimei/bicchu/kurashiki.htm
http://netyougo.com/2ch/3356.html
http://iroha-japan.net/iroha/D02_folktale/02_momotaro.html 他

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