「赤ちゃん」の由来・語源から「コウノトリ」や「はいはい」の話まで調べてきました。
小さくてふにゃふにゃしててとっても可愛らしい赤ちゃん。
しかしこの「赤ちゃん」という言葉は一体どこに由来しているのでしょうか?
また、赤ちゃんに関連した言葉の由来もまとめてみようと思います。
赤ちゃんという言葉の語源について
赤ちゃんには、他にも「赤子」「赤ん坊」という呼び方もありますよね。
どの言葉にも共通してついているのが「赤」という文字ですが、由来はやはりここにありそうです。
お母さんのおなかの中から生まれてきたばかりの赤ちゃんの皮膚というのは、赤色というか、赤黒っぽい色をしています。
時間が経つにつれて肌の色は落ち着いていきますが、この生まれたばかりの時の肌の色から「赤ちゃん」と呼ばれているようです。
また、「赤」という文字には「全く」や「無」といったような意味合いもあると言われており、生まれたばかりの人間(動物)は何も知らない「無」の存在であることから、赤ちゃんや赤子・赤ん坊というように呼ばれ始めたのだという説もあるそうです。
コウノトリが赤ちゃんを運んでくると言われている由来
子供に「赤ちゃんはどこからくるの?」と聞かれた時の有名な返し方として「コウノトリが運んでくるんだよ」という言葉があります。
私たちは当たり前のように使っているこの言葉ですが、そもそもどうしてこういう風に言われ始めたのでしょうか?
それは、西洋の迷信が日本に伝えられた際に、日本人が勘違いをしてしまったからだと言われています。
西洋の迷信にも「鳥があかちゃんを運んでくる」というものが古来からあるのですが、この鳥は「シュバシコウ」という名前なのだそうです。
このシュバシコウという鳥はコウノトリ科ですので、コウノトリにとてもよく似ているのですが、くちばしの色がコウノトリは黒色なのに対してシュバシコウは赤色なのだといいます。
しかし、日本人はこれをコウノトリと勘違いしてしまい、そのままコウノトリが赤ちゃんを運んでくるという迷信が広がっていったのだとされています。
また、コウノトリは「幸の鳥」ともとらえることができるので「幸せを運んできてくれる=赤ちゃんを運んでくる」というふうに解釈されたことに由来するといった説もあるのだと言われています。
赤ちゃんの「はいはい」の由来とは?
人間の赤ちゃんは、生まれてから自分で歩けるようになる過程で、はいはいとつかまり立ちなどを経験していきますよね。
この「はいはい」という言葉ですが、一体どこからきているのでしょうか?
それは、赤ちゃんが床を這う姿の「這う」からきているのだそうです。
まだ立ち上がることの出来ない赤ちゃんは、四つん這いで移動しますよね。
また、四つん這いもままならない時でも、腕や足の力を利用して、床を這うように移動をしています。
こういった「這う」「這いずりまわる」といった赤ちゃんの行動から「はいはい」という呼び方が出来上がったのだそうです。
・参考記事
http://gogen-allguide.com/a/akachan.html
http://yamashintami.seesaa.net/article/126287836.html
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/174182/m0u/ 他