青の由来 ~その漢字や信号の色、青タンまで~
青と聞いたら空や海などとても爽やかなイメージがあると思いますが、皆さんは青と聞いて何を思い浮かべますか?
今回はそんな青の由来や、青に関係する言葉についてまとめてみようと思います。
青の由来とは
「青」という言葉の由来には諸説あるといい、一般的に言われているのは、昔からある「藍染(アイゾメ)」の「藍(アイ)」からきているのではないかというものです。
また、この他にも、空を仰ぐという行為から「仰ぐ」が青に変化したという説や、赤色や黒色に比べると、色が「淡い(アワイ)」ということからきていると言った説もあるという事で、どの説が有力かなどははっきりしていないとされています。
また、青という漢字の由来ですが、もとは中国から伝来した文字だと言われています。
「青」という漢字は、昔は「靑」と書いていたそうで、今の形とは少し異なっており、「緑色」という意味も込められていたようです。
上の部分は「生」という漢字からきているそうで、これには「生命・草木が生まれる・新鮮」などといった意味合いがあるそうです。
また、下の部分は「丹」という漢字からきているそうで、これは「鉱物」という意味だったといいます。
本来「丹」は赤色の鉱物なのだそうですが、昔の人の考え方は、「鉱物は土の中から生えている」といったものだったようで、
この丹の芽(すなわち草の芽)=緑色ということから、上下を足して「靑」となったといわれており、これが青色や緑色を指す漢字になったのだとされているようです。
青信号の由来
私たちが普段青信号と言っている色は、「緑色」をしているのになぜ青信号と呼ぶのかという疑問を抱いた方は少なくはないと思います。
昭和5年に初めて信号機が付いた時には「緑信号」と言われていたそうなのですが、「赤・青・黄」の方が語呂も良く覚えやすいことから次第にそれが定着していったようです。
また、上記にも書いたように、昔から青色には「緑色」という意味合いも込められていたということで、この呼び方は間違いではありません。
しかし最近では、昔の青信号の色に比べて、さらに青色が濃くなってきているといい、どんどん「緑」と「青」の区別をつけて行っているようです。
古い信号と見比べると、その違いはよくわかるみたいですよ。
青タンの由来
皆さんは「青タン」という言葉を聞いてピンときますか?
この言葉は「たんこぶ」の「たん」の意味が含まれている言葉で、どうやら関西で主に使われている言葉だそうです。
青タンは漢字で書くと「青痣」とあらわされており、このことから「青くなった(内出血した)アザ」だということがわかりますよね。
そして同じように、たんこぶの「たん」も「痣」ということになります。
痣(アザ)がぽこっとふくらんでいてこぶのようになっている様から「たんこぶ」とされたそうです。
・参考記事
http://gogen-allguide.com/a/ao.html
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1346981.html
http://www.yuraimemo.com/1032/
http://homepage2.nifty.com/osiete/seito210.htm 他