インドの由来・語源 ~国名・国旗からインドネシアの由来まで~
現在、世界における人口や面積の広さがトップクラスに入るインドは、仏教の発祥の地とされています。
そんなインドの地名の由来や、インドに関するいろいろな事をまとめてみようと思います。
インドという国名の由来
インドという名前は「水・大河」に由来しているのだといいます。
現在の日本の教科書には、インドを流れているインダス川に由来していると記載されているそうです。
インダス川は今現在も「神秘の川」として、信仰の対象ともされていますよね。
もとは、サンスクリット語「水・大河」という意味である「shindhu」からきているそうで、その後ペルシア語の「Hindu」を経て、ギリシヤ語の「Indos」となったといいます。
また、インドネシア共和国は、「インドの島々」という意味からきているそうで、先ほど述べた「Indos」と、ギリシヤ語の「島々」といを意味する「nesos」、そして同じくギリシヤ語の接尾辞として使われている「ia」を組み合わせてインドネシアと呼ばれるようになったそうです。
また、インドから遠く離れたカリブ海と大西洋に挟まれた島々の総称を「西インド諸島」と呼ぶのですが、これもインドに関係しているのだと言われています。
それは、昔の大航海時代の先駆けとしてコロンブスがこの地に上陸した時に、生活している人々の肌の色(日焼けした感じ)を見て、インドに着いたのだと勘違いしたことが由来しているのだといいます。
余談ですが、コロンブスはアメリカ大陸に上陸した時も、そこがアジア大陸だと勘違いしていたといいます。
もしかしたらこのことも関係して、コロンブスの頭の中では西インド諸島の辺りがインドであると思い込んでいたのかもしれませんね。
インドの国旗の由来
インドの国旗は、上からオレンジ(サフラン)・白・緑の三色で、真ん中には法輪(チャクラ)というものが描かれています。
国旗は英国からの独立戦争により生まれたとされており、オレンジ(サフラン)色はヒンズー教で緑色はイスラム教の伝統色だと言われています。
そして、独立戦争後に2大宗教勢力の融合と和解の精神という意味を込めて、白色が真ん中に描かれているのだといいます。
しかし、現在ではオレンジ(サフラン)色は「勇気と献身」、白色は「生命と平和と真実」、緑は「公正と信仰」という意味をそれぞれ指しているとされています。
少し意味合いは変わりますが、それでも「宗教の信仰」と「平和」という基本的な意味合いは変わっていないのではないでしょうか。
また、真ん中に描かれている法輪(チャクラ)ですが、24本の輪は一日の時間である24時間を、法輪の色である青色は空と海の色を表しているそうで、独立国家であるインドの象徴として、旗の真ん中に描かれているとのことです。
・参考記事
http://homepage2.nifty.com/osiete/kokumei-agyo.htm
http://www.tufs.ac.jp/blog/ts/g/aoyama/seaclc-20100527b.pdf
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1436111009
http://tospa-flags.com/ajia-india.html 他