岩手県の名前の由来は鬼伝説?「南部」「宮古」など地名の由来もまとめました。

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NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の影響でピックアップされることも多くなった岩手県ですが、その名前の由来はどこにあるのでしょうか?

また、岩手県内の地名の由来などについてもまとめてみようと思います。

岩手県の由来は「鬼の伝説」にあった

岩手県の名前の由来は、古くからその地に伝わる「鬼の伝説」に由来していると言われています。

岩手県盛岡市に、三石神社という神社があり、三つの大きな石(岩)が現在でもあるのですが、神社となる前からこの三つの石はこの地に存在していたのだといいます。

そして、人々はこの石を「三ツ石様」と呼び、信仰の対象として大切にしてきのだそうです。

そんなある時、この地域に鬼が現れるようになり、人々に危害を加えるようになっていったのだといいます。

生活をおびやかされた人々は、三ツ石様に鬼を退治してほしいとお願いをし、その願いを聞き入れた三ツ石様は鬼を退治してくれたそうです。

その時に鬼は、「もう悪いことはしないので許してください」と三ツ石様にお願いをしました。

そして、三ツ石様は鬼に約束を守らせるために、三つの石に鬼の手形を押させたのだといいます。

この話しから、「岩に手形がある土地」となり、岩手という地名が出来たそうです。

その後、廃藩置県の時に県庁の置かれた盛岡市が所属していた「岩手郡」という地名を、県名に定めたのだという事です。

岩手県内の地名の由来

岩手県内の市の地名にもそれぞれ由来がありますので、いくつかピックアップして簡単にまとめてみようと思います。

盛岡市:現在の県庁所在地ですが、昔この地の藩主であった南部氏が「盛り上がり、栄える場所となるように」という意味を込めて「盛岡」という名前にしたと言われています。

その名の通り、現在は県庁所在地として岩手県の要となっている場所です。

ちなみに、廃藩置県が行われた時の第一次統合の際は、県名を「盛岡県」としていたと言われています。

宮古市:その昔、この地は閉伊地方の経済や文化の中心だったことから、「都(ミヤコ)」という意味合いを込めてこう呼ばれるようになったとされています。

また、物資を輸入する「」があることからという説や、これに関連して「都物の輸入港」だったことに由来しているという説もあるようです。

久慈市くびれた地形に由来していると言われています。

また、海の浸食によって陸地がクジ(削られ・えぐられ)て崩(くず)れていったことにも由来しているという説もあります。

南部地方の名前の由来について

岩手県の北部3分の2と、青森県の東部を指す「南部」という地方の名称ですが、昔この地の領主であった「南部」という姓からきているのだとされています。

その名残が現在でも続いており、南部という地方名として今もなお呼ばれているのだといいます。

・参考記事
http://www.bunka.pref.iwate.jp/seikatsu/chimei/data/kenmei.html
http://plaza.rakuten.co.jp/machi03iwate/diary/201006240000/
http://www.bunka.pref.iwate.jp/seikatsu/chimei/data/shimei.html
http://www006.upp.so-net.ne.jp/jubei/rekisikan/nanbu/nanbu.htm 他

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