アメリカの由来はアメリゴ?「米」の国名のナゼにもお答えします!
現代の世界政治の中心的な存在ともいえるアメリカ合衆国ですが、この国はどのようにして「アメリカ」と名付けられたのでしょうか?
また、日本では「米」と表記されることがありますが、その由来はどこにあるのでしょうか?
アメリカという名前の語源・由来について
後に「アメリカ」と名付けられることになったこの大陸は、1492年にコロンブスがアジア大陸を目指している最中に発見されたとされています。
それがきっかけとなり、その後も多くのヨーロッパ人が大陸を目指して冒険に繰り出したそうなのですが、その中にイタリアのフェレンツェ出身であるアメリゴ・ヴェスブッチという人がいました。
実は、コロンブスは大陸を発見した当初、アジア大陸と勘違いしていたそうなんです。
しかし、1503年にこの土地がアジア大陸ではなくて別の新しい大陸であるということを、アメリゴ・ヴェスブッチ氏が報告書にまとめたのだといいます。
このことから、アメリゴ・ヴェスブッチ氏がアメリカの名前の由来となったわけですが、提案したのはドイツ人の地理学者であるマルティン・ヴァルトゼーミュラーという人で、アメリゴ(Amerigo)のラテン名であるアメリスク(Americus)に由来させたのだそうです。
アメリカを「米」や「亜米利加」と書く理由とは
アメリカを「亜米利加」と書くのは、当て字なのだといいます。
しかし、それではなぜ「亜国」ではなく「米国」と表記するのでしょうか?
それは、アメリカという言葉の英語のアクセントが「ア」ではなく「メ」にあることから、最初の発音が聞き取れなかったのだとされています。
また、アメリカの「カ」が「ケン」と聞こえたということで、明治時代の初期頃は「米利堅(メリケン)」とされていたそうで、略して「米国」と言われていたのだといいます。
また、「アジア」の事を「亜細亜」という漢字で表記しますので、アメリカを「亜国」と略してしまうとアジアと区別がつきにくくなってしまうからだとも言われているそうです。
アメリカの国旗の由来
アメリカの国旗は、少しずつ変化してきているのをご存知でしたでしょうか?
国旗の赤色の線は母国であるイギリスを、白の線は独立を象徴しているのだといいます。
そして、星条旗の星の数は、現在は50個あるのですが、これは現在のアメリカの州の数と同じだという事です。
州が増えるごとに星条旗もそのつど変更されているのだということで、アメリカの国旗は長い歴史の中で幾度となく変更されてきました。
紅白の線は、イギリスから独立した当時の州の数の13本なのだそうですが、1795年〜1818年の15州時代だけは、この紅白の線も15本あったそうです。
ちゃんと昔からの由来を大切にしつつ、その時に合わせて国旗を変えてきた姿勢は、さすがアメリカの発想という感じがします。
そういった「柔軟性」「対応性」が、アメリカを大きく発展させてきたのかもしれませんね。
・参考記事
http://www.yuraimemo.com/1419/
http://homepage2.nifty.com/yurai/name7a.htm
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1410413174
http://www.asahi-net.or.jp/~yq3t-hruc/flag_A_America.html 他