青森 ~名前の由来から地名に「戸」が多い理由、ねぶた祭りの由来まで~

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本州の最北端に位置する青森県ですが、その地名はどこに由来しているのでしょうか?

また、青森県に関連する事柄などもまとめてみたいと思います。

青森県の名前の由来

青森県という県名の由来には、「青森山」という場所が関連しているそうです。

その昔、入り江の近くに「青森山」があったそうなのですが、この場所は松の木が青々と生い茂っている様からつけられたと言われています。

そもそも「青森」という地名がつけられたのは、1624年に弘前藩が港を開いた時だということです。

その理由としては、「磯訓松(いそなれまつ)」という、潮風の影響によって傾いて生えている松が生い茂った小高い森であったからという説や、環境・地形をそのままの形で表す「アイヌ語」を引用して、ア(接頭語)オ(高い場所)モリ(突き出た丘)と呼ばれていたことからきているという説があるそうです。

どちらにせよ、その当時の地形に由来した名前だということではないでしょうか。

弘前の由来

現在の弘前は、昔は鷹が沢山生息する森だったことから、高岡(鷹ヶ丘)という地名だったといいます。

しかし、1603年に藩制政治の初代藩主である津軽為信が領内開発の際にこの地に着目し、新しい城の建築を計画したそうです。

その際に「弘前」という名前に変わったそうなのですが、「弘」という字はどこまでも無限に広がっていくという意味があり、「前」という字には邪を切るという意味があったといい、土地の発展に伴い縁起の良い名前にされたということです。

青森県に「戸(へ)」が付く地名が多い理由

岩手県の北部から青森県の南部にかけての地域は、地名に「戸(へ)」の文字が付く場所が多く、そして連なっています。

その昔、この地方の特産品は「馬」だったそうで、年貢として納められていたのだそうです。

「戸」というのは、この馬の管理や馬を年貢として納めるための行政組織の単位だったようです。

岩手県北部から青森県南部にかけての広大な土地が、年貢の為の大きな自営牧場として運営されていたという歴史の名残から、地名に「戸」のつく場所が現在でも残っているということになります。

ねぶた祭りの由来

青森県と言えばねぶた祭りが有名ですよね。

今や全国的に名の知れた大きなお祭りとなっていますが、その由来は七夕に行われていた灯籠流しからきているとされています。

昔は、灯籠とともに「けがれ」を川に流して、無病息災を祈っていたのだそうです。

これを「ねぶた流し」と呼んでいたそうで、それが変化して、現在の「人形・扇ねぶた」になっていったといわれています。

そもそも「ねぶた」という言葉は、東北地方や信越地方の「ネンブリ流し」というものに由来しており、睡魔を払ってけがれを流す灯籠流しからきているといい、これがねぶた祭りの起源だとも言われているという事です。

・参考記事
http://homepage2.nifty.com/iitoma/shiryoushitu/kenmei-yurai.html
http://eclipse.star.gs/lock/hirosaki/
http://www.geocities.jp/jinysd02/he.html
http://www.nebuta.or.jp/kiso/yurai/ 他

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