札幌市の地名の由来の他、「札幌誇らしい」「札幌味噌ラーメン」の由来も調べてみました。
北海道を代表する都市でもある札幌市ですが、その地名にはどのような意味や由来があるのでしょうか。
北海道に関連したこともまとめてみようと思います。
札幌という地名について
北海道の先住民は「アイヌ」という民族ですが、札幌市だけではなく、北海道にある場所や地名は、このアイヌ民族が使用していた「アイヌ語」からきていると言われています。
アイヌ民族は、土地の環境や地形などをそのまま表現した言葉が多かったといいますが、「文字」というものは使わないのだといいます。
ですので、全て発音(口頭)で伝えられ、共有されてきたのです。
しかし、江戸時代になると、本島から日本人(和人)が北海道に入ってくるようになり、そこで初めてアイヌの文化と日本の文化に接点が出来始めます。
日本の文化(文字)によって、アイヌ民族が使っていた言葉をカタカナ表記にして、それがそのまま地名として使われるようになったということです。
そして、本題の「札幌」の由来や意味ですが、アイヌ語の「サッ・ポロ・ペツ」という言葉からきており、これは「乾いた大きな川」という環境を表した言葉だそうです。
今では栄えている場所ですが、昔は水の流れの少ない広大な川だったことが伺えますね。
「札幌誇らしい」とは
「札幌誇らしい」という言葉があるそうなのですが、これはどういったときに使用するのでしょうか?
札幌には「札幌コンサドーレ」というサッカーチームがあるのですが、どうやらこの言葉はこのサッカーチームが関係しているそうです。
チーム名の「コンサドーレ」は、北海道生まれという意味の「道産子(ドサンコ)」を逆から読んだ「コンサド」とかけているようです。
そして、この札幌コンサドーレを称賛する時に、サポーターが「札幌誇らしい」という言葉を使うようです。
そもそも何故「札幌誇らしい」という言葉を使い出したのかは残念ながら調べても分かりませんでしたが、もしかしたら応援中にサポーターの誰かが口にした言葉で、語呂も良いので定着したのかもしれませんね。
札幌味噌ラーメンの歴史
太めでコシのある縮れ麺に濃厚な味噌味のスープがマッチして、いまや札幌というよりも、もはや北海道といえば!のグルメに挙がってくるであろう「札幌味噌ラーメン」ですが、一体どんな歴史があるのでしょうか。
札幌には、戦前からラーメンはありましたが、今のような味噌味のラーメンはなかったといいます。
戦後に「札幌ラーメン」という呼ばれ方が広く使われだした頃も、しょうゆ味と塩味のみだったそうです。
そんな中「味の三平」というラーメン屋が、札幌味噌ラーメンを考案し、デパートの物産展などで出店・出品することによって、全国に周知されていったのだといいます。
ですので、札幌ラーメン=味噌というイメージが強いですが、しょうゆも塩も立派な札幌ラーメンなのだといい、一番に味噌味を推すラーメン店が多いものの、メニューにはちゃんとしょうゆ味も塩味も揃えてあるのだということです。
北海道の広大で豊かな土地や海で獲れたものを使って作るラーメンは、どの味も格別に美味しいのではないでしょうか。
・参考記事
http://www.asahi-net.or.jp/~hi5k-stu/aynu/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%90%8D%E3%83%BB%E9%A7%85%E5%90%8D
http://matome.naver.jp/odai/2137968010231598401
http://ra-men.evolves7.com/rekisi.html 他