東京都の地名の由来が怖いし、京都と関係があるらしい件。
日本の中心である東京都ですが、その名前の由来は一体どこにあるのでしょうか?
また、東京の地名にまつわる「怖い噂」についてもまとめてみたいと思います。
東京都という名前の由来は京都にあった
今や日本の中心として機能している東京都ですが、歴史上の中で長く中心であったのは京都府だとされています。
そもそも東京都や京都府についている「京」というのは、天皇が住むところという意味なんだそうです。
ですので、京都府は「天皇家が住む都」ということで名付けられたと考えられます。
そして、江戸の地に天皇家が移転されたことによって「東京」と名付けられました。
これは、京都よりも江戸が東に位置することから、東の京という意味合いがあるという事です。
また、その昔は「東京」と書いて「トウケイ」と呼んでいたとも言われており、現代でも実は正式な読み方は「トウケイ」なのだといいます。
そして、「東京府」「東京市」が1943年に廃止され、現在の「東京都」という地名になったのだと言われています。
ちなみに、上京という言葉は、天皇が住まう地に向かう事をいうそうなので、東京に出ることを今でも「上京」と呼んでおり、その昔、京都に天皇が住んでいた時代には、関東の方へ向かう事を「東下り(あずまくだり)」と読んでいたという事です。
ということは、もし今後天皇家が他の場所に移住することがあったとしたら、その土地に向かう事を「上京」と呼ぶようになるということですね。
東京の地名に隠された怖い噂とは
東京に限らずですが、その地名からそこがどんな場所だったのかがわかるのだといいます。
例えば水や川などが付く場所や沼や谷などが付く場所は、昔は本当にそうだったという歴史があり、そのことによって水害や土砂崩れなどに注意しましょうというご先祖様たちからの忠告や教え的な意味も含まれている場合があるのだといいます。
東京の「千代田区日比谷」の「日比谷」という地名を例に挙げてみましょう。
日比谷の「日比」という文字は当て字なのだそうで、本来は「ヒビ」という枝付きの竹の事を指すのだそうです。
この「ヒビ」という道具は、ノリや牡蠣などの養殖で使われていたのだといいます。
そのことからわかるように、日比谷という場所はもともと養殖をしていた港の入江だったそうで、もし東京湾から津波が来てしまった場合は甚大なダメージを受けてしまう可能性もあるとのことです。
こういった感じで、その地名からは昔どういう場所だったのかということがくみ取れるはずなのですが、時代が進むにつれて町や村などが合併されて、もともとつけられていた地名から新しい名前に改名されてしまったり、上記の「日比谷」のような当て字が使用されているなど、その土地名の本来の由来がわからなくなってしまっている場所も多々あるのだといいます。
一度、自分が住んでいる土地の地名の由来を調べてみるのもいいかもしれませんね。
・参考記事
http://chimei-allguide.com/13/000.html
http://homepage2.nifty.com/osiete/s631.htm
http://matome.naver.jp/odai/2133205310257665401 他