高橋・髙橋(はしごだか)の苗字の由来。ちなみにQちゃん(高橋尚子)の由来も調べました。
よく耳にする「高橋」という苗字ですが、現在は日本で3番目に多い苗字なのだといいます。
そんな高橋という苗字の由来や「はしごだか」である髙橋という苗字についてもまとめてみようと思います。
「高橋」という苗字の由来について
昔の名前の扱いというのは、現代とはかなり異なっていたといいます。
苗字というものは、ある程度権力を持った人たちに与えられていたのですが、「姓」というのは自分の出身地などを表すもので、「苗字」というのは、一族の格式(権力)などを表すものだったとされています。
そして、武士は日常生活では「苗字」を、公的には「姓」を使用していたのだといいます。
高橋という名前は「姓」と「苗字」の両方に由来があるとされているということで、出身地(地名)や家柄(権力)などから広がっていったとされています。
「高橋」は、最大の「地名姓」だということです。橋という物は渓谷など、川が流れている上すなわち高い場所に架けますよね。
今では珍しくない橋ですが、昔は非常に珍しいものだったということで、高い所に架けられた橋を姓(出身地)にする人が非常に多かったのだといいます。
「髙橋」の由来とは
違いが分かりにくいかも知れませんが、「高」の字の口の部分に横線が入っています。
これを「はしごだか」というのですが、現代の「高」の旧漢字だとされています。
現代でもこの「髙橋」という文字の方もいらっしゃるのですが、この由来は一体どこにあるのでしょうか。
「はしごだか」という言葉からもわかるように、この文字ははしごを表しているようで「天まで通じる柱」という意味を持っているようです。
そしてこの「天まで通じる柱」という意味合いから、神職に関係した職業の方が多く使っていた文字だということです。
これは平安時代にまでさかのぼるといい、この時代では橋はもちろんですがハシゴもとても珍しいものだったといわれているようで、それらに関連した家柄からかなり権力持っていたり地位の高い家柄の人たちが名乗っていた苗字だったとされています。
明治時代以降に苗字を平民にもつけるようになった時、この「髙橋」という苗字に憧れて「高橋」と名乗った方が沢山いたのも、現在「高橋」という苗字が3番目に多い由来ではないかとのことです。
Qちゃんというニックネームの由来
元女子陸上選手として活躍されていた高橋尚子さんですが、「Qちゃん」という愛称で親しまれていますよね。
高橋尚子という名前からはQちゃんと呼ばれる要素はないと思うのですが、一体この愛称はどこに由来があるのでしょうか?
それは、藤子不二雄先生の「オバケのQ太郎」という漫画に関係しているのだといいます。
この漫画の主人公であるQ太郎の愛称がQちゃんなのですが、高橋尚子さんが最初に就職した会社で「オバケのQ太郎」の物まねを披露したことからQちゃんと呼ばれるようになったということです。
・参考記事
http://www.sinkan.jp/news/index_4229.html
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1319187923
http://getnews.jp/archives/170913 他