占いの由来・語源 ~動物占いや夢占いについても~
その人の運勢や未来を助言してくれる占いですが、一口に占いといっても様々な種類があります。
それらの由来には、一体どのようなものがあるのでしょうか?
占いの由来自体とともにみていきたいと思います。
占いの由来について
占いの起源というのは、何で占うのかによって様々異なってくると思います。
こういった未来や運命を助言するような行為を占いというようになったのは、「心」というものに深く関係しているといいます。
「心(うら)」というものは、表に出ることのない裏の心や内心という意味を持っており、このような意味から「うらない」という言葉が出来上がったのではないかとされているそうです。
『占』という漢字の由来について
「占」という漢字の起源は中国にあるのだといいます。
大昔の中国でも、雨は降るのか、戦争に勝てるかなどといった占いを王様が行っていたそうです。
その時の占いの方法というのが、甲羅や骨の裏側に縦長の細いくぼみを入れて、その横に丸くて浅いくぼみを入れたものを使用していたと言われています。
丸くて浅いくぼみに熱した棒を当てると「ト」の形の亀裂が現れるというのですが、そのひび割れの形から様々な吉凶を読み取っていたとのことです。
この「裏(うら)」とひび割れの形である「ト」というものから、「占」という漢字が出来上がったのだとされているそうです。
動物占いの由来について
一時期とても流行った動物占いですが、なぜこのような占いが出来上がったのでしょうか。
これは、動物占いが単体で出来上がったわけではなく、古くからある占いの方法「四柱推命」を主体として「易学」や「心理学」「統計学」といったものを組み合わせて出来たものだといいます。
主体となっている四柱推命というのは、中国の「陰陽五行説」というものを日本独自の形にした占いの方法で、その人が生まれた干支や暦から、人の運命を推察するといった方法の占いだといいます。
これに様々な要素を関連させ、出る結果に動物を当てはめることによって、わかりやすく、沢山の人たちに親しまれる占いとなったということです。
夢占いの由来について
夢占いというのは、自分が見た夢の内容から現在の心の状態や近い未来に起こるであろうことを占う手法のものです。
夢という、潜在的意識から見るものに意味のあるメッセージが隠されているのではないかという前提で考えられているといいます。
夢占いの起源というものははっきりとはしていないが、古くからヨーロッパ地方にも存在していたといいます。
また、日本でも「古事記」や「日本書紀」などにも夢で吉凶を予兆していたことが記載されているとのことで、昔から人々は寝ている間に見る「夢」に何か不思議なものを感じていたのかもしれません。
しかし、昔の夢占いというのは、悪夢を見てしまった時に不吉な事が起きてしまうのではないかというようなものだけで、今の夢占いの形とは少し異なってはいたようです。
その後、生理学や心理学なども交えて、夢というものは今も尚、様々な観点からの研究対象になっている存在ということのようです。
・参考記事
http://gogen-allguide.com/u/uranai.html
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/monoshirikan/33937.html
http://d.hatena.ne.jp/beer_barrel/20050310/p1
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E6%9F%B1%E6%8E%A8%E5%91%BD
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A2%E5%8D%A0%E3%81%84 他