キスやフレンチキスの由来・起源
キスというものは大切な人とかわすものです。
日本ではキスというのは恋人や夫婦間のもののイメージですが、外国に目を向けてみると、親子や親しい友人同士でも頬にキスをしたりしますよね。
今回はそんな「キス」についてまとめていきたいと思います。
キスの起源について
キスというのは愛情のこもったとてもロマンチックな行為です。
キスの由来については「幼児に対して母親が口移しで食べ物を与えていた」という説や「貧困層が塩を手に入れれなかった時代に、なんとか塩分を摂取しようと、近くにいるものの頬を舐め合って、汗などから塩分を摂取していた名残」だというような説まで様々なものが存在しているようです。
その中でも、私たち人類の祖先とされている類人猿(チンパンジーや猿)にあるとされている説に注目してみたいと思います。
これにはとても動物学的な意味合いがあるのだといいます。
地球上の動植物というのは、太古から自分たちの子孫を残すことが生きている証でもありました。
私たちの祖先である類人猿ももちろんそうで、メスは排卵が近づいて子作りが出来るタイミングが来ると、お尻を赤く腫れ上がらせてオスにアピールしていたといいます。
しかし、人類に進化するとともに四足歩行から直立歩行に変わり、交尾の合図であったお尻を赤く腫れ上がらせるというアピール方法が使えなくなってしまいます。
そこで、アピールの手段として唇の赤色・艶めきを利用するようになったといいます。
そしてオスがそれに反応しキスという愛撫をすることによって、交尾へと繋がっていくとされ、それがキスの起源なのではないかとされているそうです。
しかし、これも一つの憶測ですので、真実はまだはっきりとはしていないようです。
キスという言葉の由来について
キスは英語で「kiss」と書きます。
この「kiss」という言葉は、英語の「味わう」という言葉(taste:テイスト)がもとになっていると言われています。
キスという言葉が言葉が日本でも使われるようになったのは、戦後に西洋文化が入ってくるようになった時ぐらいだといい、それまでは「口吸い」や「接吻」という言葉が使用されていたのだそうです。
国や言葉は違えど、唇を合わせるという愛情表現や行動は、古くから共通してあったということになるのでしょう。
フレンチキスの由来について
私たちが「フレンチキス」と聞くと、口先を軽く合わせるようなキスを想像すると思いますが、それは本来の意味と違っていたというのはご存知でしたでしょうか?
本来のフレンチキスというのはいわゆる「ディープキス」のことを指しているのだといい、その昔、いつも濃厚なキスばかりをするフランス人を、仲が悪かったイギリス人が馬鹿にするように「フレンチキス」と呼び始めたことが由来なのだそうです。
しかし、フランス人はフレンチキスのことを「心からのキス」と表現しており、これが日本に伝わった時に、日本では「心からのキス=唇が触れ合うだけの軽いキス」という風に解釈され、そのままの意味で広まってしまったのだそうです。
・参考記事
http://www.kissch.net/textbook/kissoforijin.html
http://kiss.san-simai.com/kiss_trivia/01.htm
http://homepage3.nifty.com/logical/column146.html 他