時間の由来・語源 ~漢字や「24時間」のナゼ?にも答える~
私たちは日々の生活で、時間に追われてしまうシーンが多々あります。
時間を気にせずにゆっくりと過ごしたいと思いますが、そもそも「時間」というもの自体について考えてみたことはありませんか?
今回は、時間という言葉の由来やそれに関することをまとめてみようと思います。
時間について
まず「時間」という言葉についてですが、時間、すなわち「時」というのは、時間を表す単位だということです。
そして「時間」というのは、時が流れていく「時間の間隔」を表す言葉だそうです。
時間について知りたいと思うとかなり難しい話になってくるかとは思いますが、私たちが生きているこの空間に流れているもの自体が「時」なわけで、断続的に続いている時が「時間」と解釈すればいいのではないかと思います。
時間というものが使われ始めたのは、エジプト文明やメソポタミア文明などといった各地の古代文明の頃ではないかと言われており、日の出と日の入りまでの間を1分割、または1日通した間を24分割したものが起源なのだそうです。
この方法を「十二進記数法」というそうで、これは月の満ち欠けや方角の把握にも使用されていたのだといいます。
ですので、1日が24時間となったのは、月や太陽の位置を利用した十二進記数法を使用したからだと言われています。
時間の語源について
このような概念を日本で「時間(時)」と呼ぶようになったのは、とどまることなく流れる存在だということに由来するとされています。
とどまることなく流れる存在、つまり「常(とこ)」であり、この「とこ」という言葉が転じて「とき」と呼ばれるようになったと言われています。
時間という漢字の由来について
「とき」が「時」という漢字となった由来についてですが、時の漢字の中に入っている「寺」に注目していただきたいです。
「寺」という漢字は「寸(て)」と「之(あし)」という文字から成り立っており「手足を動かして仕事をする」という意味があるのだといいます。
そこに「日」という単位を表す文字が加わることによって「日が進行している様」を表したといい、これが「時(とき)」という漢字になったのだそうです。
また、時間の「間」という文字についてですが、「間」というのは元々は門の中にある「日」という文字は「月」と書かれていたのだと言います。
これは、門を閉めても隙間から月の光が入ってきている情景を表しているのだといいます。
これが「間」という文字の由来です。
そしてこの二つの漢字を組み合わせて「時間」という言葉になったわけですが、最初の方に述べましたように、古代文明では時間を太陽や月の位置を見て把握していたということですので、昔の日本人も、この門の隙間から入ってくる月明かりの量や角度の違いというものを見て、時間を把握していたのかもしれませんね。
普段は「今が何時なのか」ということばかりを気にしていますが、時間という言葉にはこのような由来や背景がきちんとあり、これからも途絶えることのない存在なのです。
・参考記事
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%82%E9%96%93_(%E5%8D%98%E4%BD%8D)
http://gogen-allguide.com/to/toki.html
http://ameblo.jp/happy2525tkg/entry-10780641814.html 他