苗字の「鈴木」、その由来(ルーツ)は?また、シドニー鈴木って誰?
日本における苗字ランキングの上位に入ってくる「鈴木」ですが、皆さんのまわりには鈴木さんはどれぐらいいらっしゃいますか??
鈴木さんの苗字のルーツをまとめてみました。
鈴木という苗字の由来やルーツについて
日本には様々な苗字があります。
苗字というのは、大体が「地名」に由来があると言われており、山や川・谷などといった漢字がつく方は、遠いご先祖の方がそういった場所の近くにすんでいらっしゃったことに由来があるのではないでしょうか。
しかし、今回取り上げている「鈴木」という苗字の由来はどうやら土地がルーツではないというのです。
鈴木のルーツは「熊野神話」にまでさかのぼります。
熊野神話の中で、熊野権現に献上したものの中に稲が登場します。
稲を献上したのは熊野権現を迎えた三兄弟の三男であり、このことから三男は「穂積」という姓を賜ったとされています。
穂積というのは稲穂という意味で、熊野地方では稲穂の事を「すすき」とよんでいたそうです。
そんなすすきは、熊野にとっては神聖なものであり、のちに熊野の神職を務めていた人たちの中に神聖な「すすき」にちなんで「鈴木」という苗字を名乗った家が出現したのだと言われています。
その後、その家の一部が現在の和歌山県南海市に移り、王子社の神官となったそうです。
王子社というのは、、熊野の御子神が祀られている場所に建てられた神社ということで、現在でも王子社の一つである藤城神社は、地元では鈴木姓のルーツとして有名だという事です。
そして、その後も熊野信仰が全国各地に広まっていくなかで鈴木姓もどんどん広まっていったのではないかと言われています。
シドニー鈴木の名前の由来とは
シドニー鈴木こと鈴木郁洋(すずきふみひろ)さんは、元プロ野球選手として活躍されていた方で、現在では選手を引退され、プロ野球のコーチをなさっているということです。
ご出身は福島県という事なのですが、ニックネームの「シドニー」は一体どこからきているのでしょうか??
その由来はどうやら2000年に行われたシドニーオリンピックにあるということだそうです。
中日に所属していらっしゃったころに、鈴木郁洋さんはシドニーオリンピックの野球日本代表チームに選ばれたのだといい、そこから「シドニー鈴木」というニックネームがついたと言われています。
ちなみに、その後鈴木郁洋さんは万年控え捕手だったといい、打力に関しても「打率1割が当たり前」と言われていたほどで、あまり目立った活躍はなかったようです。
そして、2010年の開幕戦も控え選手として迎えましたが、他の正捕手に変わって鈴木郁洋さんが正捕手に抜擢されたのだといいます。
その後の鈴木郁洋さんの活躍ぶりは素晴らしかったようで、「2010年4月21日に4安打6打点」という好成績を記録したことから、「4月21」の「421」が語呂合わせをして、ファンの方たちの間ではこの日を「シドニーの日」と呼ぶこともあるのだということです。
・参考記事
http://folklore.office-maeta.jp/303.htm
http://www.geocities.jp/nametantei/tend.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E9%83%81%E6%B4%8B
http://wikiwiki.jp/livejupiter/?%A5%B7%A5%C9%A5%CB%A1%BC 他