大学芋の名前の由来・語源からレシピやカロリー情報まで。
外はカリカリ!外はホクホク!甘い蜜が絡めてある大学芋は、昔から馴染みのある食べ物ではないでしょうか。
そんな大学芋の名前の由来とはいったいどこにあるのでしょうか??
大学芋の名前の由来
美味しい大学芋ですが、皆さん一度は「大学芋の大学って何?どこの大学?」などといった疑問をもったことはないでしょうか。
大学芋とは「さつまいもを油で揚げたものに糖蜜を絡めたもの」で、日本では昔から愛されてきたお菓子です。
そもそも、大学芋のルーツは中華料理にあるのではないかと言われています。
中華料理の中で「ミーチエンホンユイ」というものがあり、明治45年に書かれた「実用家庭支那料理法」という本の中には、この「ミーチエンホンユイ」を「甘藷の糖蜜がけ」というふに紹介されているそうです。
その当時は大学芋という名前ではありませんでしたが、料理自体は明治45年にはすでに日本に入ってきていたということになりますので、歴史自体は長いのではないでしょうか??
そして、これが「大学芋」と呼ばれるようになったのは、大正時代の頃に東京の神田近辺に住んでいた大学生が好んで食べていたあたりから始まっているといいます。
その後昭和初期に入ると、日本は不況に陥り、大学生もまた例外ではありませんでした。
そんな時に少しでもお金を稼ごうと、自分たちがよく食べていた「甘藷の糖蜜がけ」を販売するようになり、それが「大学芋」と呼ばれるようになっていったとのことです。
その他にも、東京大学の赤門の前に「三河屋」という氷屋さんがあったそうなのですが、夏の暑い時期には氷を、冬の寒い日にはさつまいもを揚げて糖蜜を絡めたものを販売したことから「大学芋」と呼ばれるようになったのではないかという話もあるようです。
大学芋のレシピとカロリー
大学芋の基本的な作り方は、切ったさつまいもを塩水に10分くらい浸してアクを抜いた後に水分を拭き取り、常温の油の中に入れてから中火で揚げます。串が通ったら中にまで火が通っているサインなので取り出し、砂糖・しょうゆ・みりん・水などを混ぜて中火にかけ、とろみをつけておいた密と絡め合わせれば完成です。
気になるカロリーですが、まずさつまいも自体のカロリーは100グラム当たり132kcalだとされています。
仮に、大学芋を2人分作ったとして、さつまいも以外にも油や砂糖などす全ての材料のカロリーを足すと、合計で582kcalとなるということで、やはり結構高カロリーとなります。
しかし、さつまいも自体には食物繊維やビタミン・鉄分・カリウムも含まれていますので体に良い部分もあります。
揚げない大学芋
カロリーが気になる方には「揚げない大学芋」をおすすめします。
作り方は基本的には変わりませんが、油で揚げるという工程を「少量の油で揚げやき(蒸し焼き)にする」という分部が変わっているだけです。
一口に大学芋と言っても、色々なレシピがありますが、どれもほっとする味に変わりはないでしょう。
・参考記事
http://www.yuraimemo.com/1432/
http://lance3.net/yurai/z267.html
http://slism.jp/communication/satsumaimo-calorie.html
http://allabout.co.jp/gm/gc/187455/ 他