北海道の由来 ~「道」の意味なども併せて解説~
日本の北側に位置する北海道ですが、その地名の由来とは一体どこにあるのでしょうか。
また、なぜ北海道だけが「道」という言葉が付くのかといったことなどもまとめてみたいと思います。
北海道という県名の由来について
北海道という地名は、そもそもは「蝦夷地(えぞち)」や「松前(まつまえ)」などと呼ばれていたのだといいます。
この呼び方は明治2年8月15日の太政官布告によって改称され、現在の「北海道」の名称のもととなる「北加伊道(ほっかいどう)」という名称になったのだそうです。
この名称になるにあたり、江戸期末期の蝦夷地探検家である松浦武四郎という人が6つの名称の案を出したといい、それぞれ「日高見道」「北加伊道」「海北道」「海島道」「東北道」「千島道」だったということです。
この中から「北加伊道」が選ばれた理由としては、先住民族であるアイヌ民族の言葉「アイヌ語」に由来しているそうで、アイヌ語で自分たちの地を「カイ」と呼んでいたということから「カイ」という言葉を採用したとされています。
そして、もともと本州に東海道や北陸道、山陽道などがあったことから、これにならい「北加伊道」と表していたものに「北海道」の字を当て、正式に北海道となったのは昭和21年のことだといいます。
そして、この「道」という漢字ですが、現在でいう「地方」という意味だそうで、これを「道」と表していたものをそのまま採用しているということのようです。
また、北海道内にある様々な地名の由来ですが、これもアイヌ語にあるとされています。
アイヌ語の地名というのは、その場所の地形を言葉に表したものでした。
これが、江戸時代以降に本州から和人が北海道に入ってくるようになったことによって、アイヌ語を和語(漢字)で表すようになったのが今の地名に多い由来だとされています。
レバンガ北海道の由来について
レバンガ北海道というのは、北海道札幌市を本拠地とする、ナショナル・バスケットボール・リーグ、通称NBLに所属しているプロバスケットボールチームの名前です。
チーム名の「レバンガ」というのは「頑張れ(がんばれ)」という言葉を逆さから読んだもので、道民の方々から「ガンバレ」と応援してもらえるようなチームであり続けたいという誓いが込められているのだといいます。
北海道で有名な「ザンギ」とは?
みなさんは「ザンギ」という言葉を聞いたことがありますか?
ザンギというのは、みんな大好き鶏のから揚げのことなのですが、北海道ではこれをザンギと呼ぶそうなのです。
なぜ北海道ではこのような呼び方になったのでしょうか?
どうやらこれは北海道弁というわけではなくて、中国の「ザーチー」や「ザーツゥチー」がなまったものだと考えられているようです。
同じように、中国では揚げ鶏のことを「揚鳥(ジャージー)」と呼ぶそうで、ジャージーは鳥を散切り(ザンギリ)にして揚げたものなので、そこからザンギと呼ばれるようになったのではないかとされているそうです。
・参考記事
http://chimei-allguide.com/01/000.html
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1015047660
http://www.nbl.or.jp/nbl/archives/team/1%E3%83%AC%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AC%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93
http://homepage2.nifty.com/osiete/s571.htm 他