ゴルフの由来・起源 ~「パー」や「ファー」の由来についても併せて~
昔から「紳士のスポーツ」というイメージのあるゴルフですが、現在は男女ともに気軽に楽しめるスポーツになってきていますよね。
今回は、そんなゴルフの起源や由来などについてまとめてみようと思います。
ゴルフの起源や語源
ゴルフの起源やその言葉の由来というものにはいくつかの説があるということです。
まず一つ目は「スコットランドが起源」といわれている説です。
スコットランドでは、昔羊飼いの人たちが枝と石ころで遊びながら羊を追ったと言われており、これを「打つ」という意味の「Goff(ゴッフ)」や「Gowf(ゴウフ)」と呼んでいたことが、ゴルフの起源ではないかとされているそうです。
二つ目として挙げられるのは「オランダが起源」だという説です。
その昔、オランダの商人が羊毛の買い付けのためにスコットランドに渡った際、ゴルフの原型を広めたのではないかとされているといいます。
オランダ語では「Kolf(コルフ)」や「Kolven(コルベン)」というふうに「こん棒」という意味を持った言葉を使っていたらしく、これが語源ではないかとされています。
もしかしたら、このオランダが起源の「Kolf」がスコットランドの羊飼いに広まったのかもしれませんが、それは定かではないとされているようです。
そして最後に「古代ローマ人の遊び」に由来するという説です。
古代ローマ人はパガニカという球技を行っていたといい、これがゴルフ自体の起源になったのではないかとされているそうです。
「パー」の由来について
ゴルフの勝敗を決めるうえで「パー」「ボギー」などといったものがありますが、この「パー」という言葉の由来はどこにあるのでしょうか。
調べてみたところ、「パー」というのはもともと英国の株取引で使われていた言葉だといい、株価の高い・低い・標準といった変化に使われていたといいます。
パーは株価の変化における「標準」という意味(Par)で使われていたといい、1870年に行われたPrestwickの大会から、「ミスなく終わるそのゴルフコースの基準のスコア」をParと呼ぶようになっていったのだといいます。
「ファー」の由来について
こちらは、ゴルフ中に聞かれる掛け声のようなもので、ゴルフボールがコース外に飛んでしまった時に、周辺の人に注意を促す際に叫ぶ言葉で、「Fore」というふうに表記します。
気になる方もいらっしゃると思いますが、この言葉の由来というのは、昔の戦場におけるイギリス軍の掛け声だったといいます。
戦場で兵士が射撃を行う時に、前方にいる味方に「今から撃つぞ!前のやつ注意しろ!」と呼びかけるために「Beware before!」と叫んでいたんだそうです。
しかし、戦場では瞬時に言葉を伝えないといけないことから「Fore!」と言うようになっていったそうで、これが「ファー」の起源になっているのだとされています。
・参考記事
http://gogen-allguide.com/ko/golf.html
http://naruhodogogen.jugem.jp/?eid=203
http://www.greenon.jp/hole19/?page_id=24
http://blogs.yahoo.co.jp/max_nao14/1055289.html 他