沖縄・琉球の由来/語源と郷土料理「ジューシー」の由来

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暖かい気候に綺麗な海、ゆったりとした時間が流れる沖縄県は、旅行先として国内だけではなく海外からも人気を集めている場所です。

独特な食文化なども魅力の一つではないでしょうか。そんな沖縄県の名前の由来についてまとめてみようと思います。

沖縄県の由来

沖縄県の県名は、西暦779年の「唐大和上東征伝」という書物に書かれている「阿児奈波(あこなは)」という地名の表記に由来しているとされています。

沖縄県は明治時代の頃までは「琉球王国」だったといいます。

それが「県」になるときに、上記の「阿児奈波」という字に当て字として「沖縄」という文字を使用したとされているようです。

沖縄の「沖」は、海の沖合という意味を表しており、「縄」は漁場という意味を表しているのだといいます。

沖縄県は海に囲まれた島々ですから、海の幸は豊富ですよね。

そういったことから「沖合の漁場」という意味を込めたとされているようです。

また、沖縄県の中心である那覇市の「なは」という言葉も、実は「縄」の漁場という意味が地名の由来だとされています。

当初は「琉球県」という県名も候補にあがっていたそうなのですが、日本への帰属ということから琉球県ではなくて日本語の「沖縄県」の方を採用したと言われています。

琉球といわれる由来

「りゅうきゅう」という名称の出処としては、かなり歴史をさかのぼり、西暦656年、中国の歴史書である「隋書」に記述されている「琉求」という言葉が最初だとされています。

その後、中国の歴史書には「琉鬼」「留球」などといった様々な名称が出てくるのだといいます。

しかし、その後1372年に明で「琉球」と統一するようになっていったといい、日本でもこれに倣って琉球と表記するようになっていったのだそうです。

しかし、明治より前の「琉球」というのは、現在の沖縄県のことを指していたのかどうかは定かではないらしく、中国大陸や東の小さな島々全てを総称して「琉球」と呼んでいたのではないかとも言われているみたいです。

ジューシーの由来

沖縄県の郷土料理の一つとして「ジューシー」というものがあります。

沖縄県版の炊き込みご飯のようなもので、豚肉と人参・昆布と言った出汁や野菜をご飯とともに炊きこんだものです。

地元のスーパーではおにぎりなどとして販売もされており、現在でもとてもポピュラーな沖縄料理となっています。

このジューシーというのは、もともとは「ジューシーメー」という名称だそうで、これは「雑炊飯(ゾウスイメシ)」が鈍って言われるようになったという説と、料理がかなり水っぽくてまるでジュースみたいだというところからきた説があります。

ちなみにこの「ジューシー」ですが、普通に雑炊のように食べたり、水気がなくなったものをおにぎりにして食べたり、食べ方にもバリエーションがあるそうです。

沖縄に行った際にはぜひ一度食べてみたいですね。

・参考記事
http://chimei-allguide.com/47/000.html
http://moto-neta.com/place/okinawa-pref/
http://kousyou.cc/archives/4084
http://yaebishidayori.ti-da.net/e3292612.html 他

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