大分県の名前の由来 ~大分バサジィ・大分トリニータや「琉球」の由来も併せて~
大分県と言えば温泉や唐揚げなどで有名ですよね。
そんな大分の県名の由来や、大分に関連したあれこれをまとめてみようと思います。
大分県の由来
大分県は、その昔「碩田国(おほきだ)」と呼ばれていたのだそうです。
それは「豊後国風土記」というものに記載されているそうで、景行天皇という方がこの地を訪れた時に言った「広大なる哉
、この群は。よろしく碩田国(おほきだ)と名づくべし」という土地の広大さを表した文言に由来しているという説があります。
しかし、実際の大分平野は開かれた広大な土地とは考えにくく、むしろ狭く複雑な地形であったことから「多き田」という言葉が転じて「おおいた」と言われるようになったという説もあるようです。
さらに、「おほ」は「大きい」もしくは接頭語として、「きだ」は「刻む」という意味を持っているともいわれており、「おほきだ」という文字は、大分川によって刻まれた階段上の地形「河岸段丘」のことを表しているのではないかとも言われているそうです。
「バサジィ大分」「大分トリニータ」という名前の由来
バサジィ大分というのはフットサルのチーム名で、大分トリニータはサッカーのチーム名です。
それぞれユニークな名前ですが、一体どんな由来があるのでしょうか?
まずバサジィ大分についてですが、「バサジィ」という言葉は、大分弁でいう「すごい」という意味の「ばされー、ばさねー」という言葉と「俊敏な」という意味の「さじい」という言葉を合わせて「バサジィ」にしたのだといいます。
また、大分県は海の幸も豊富な県で、大分名物の魚の「サバ」や「アジ」にもかけているのだそうです。
次に「大分トリニータ」というチーム名についてですが、これは「三位一体」という意味の「トリニティ」に由来しているのだといいます。
チーム名を一般公募で決めたらしいのですが、当初は「トリニティ」で決定したそうなのです。
しかし、その名前ではチーム名を登録できなかったらしく、一度は却下となりました。
そこで、「トリニティ」に「大分」の名前を混ぜて「トリニータ」という造語にし、改めて登録をしたのだといいます。
このチーム名には「県民・行政・企業」が三位一体となって力を合わせ、チームを育てていこうではないかという思いが込められているのだそうです。
大分の「琉球」という食べ物の由来
大分県の名物料理に「琉球」というものがあります。
これはブリやサバなどを、しょうゆやみりんなどを混ぜたタレに漬けて、ご飯の上に薬味とともにのせて食べるという料理です。
なぜ大分の名物料理なのに「琉球」という名前なのでしょうか。
一説によると、大分の漁師が沖縄の漁師に作り方を教えてもらい、地元に持ち帰ったことからと言われており、それが今や大分名物にまでなったという由来があるということです。
・参考記事
http://chimei-allguide.com/44/000.html
http://vasagey.com/team/
http://matome.naver.jp/odai/2138343218260312201/2138347261979878903
http://gurutabi.gnavi.co.jp/gourmet/item/3702/ 他