野球の由来 ~マジックの意味についても~
日本人にとっても馴染みのある野球は、世界的に見てもメジャーなスポーツに入る球技です。
今回は、そんな野球の由来や野球に関する言葉の由来をまとめてみたいと思います。
野球の由来について
そもそも野球というのは、アメリカから日本に入ってきた球技です。
アメリカでは野球の事をbaseball(ベースボール)と呼ぶのはご存知かと思いますが、野球が日本に入ってきた当初というのは、日本でもベースボールと呼ばれていたのだと言います。
そして、ベースボールを「玉遊び」「打球鬼ごっこ」「低球」などといった日本語に訳していたそうなのですが、どれも定着しなかったとされています。
しかしその後、当時の第一高等中学校の野球部であった中馬庚(ちゅうまかのえ)という人が初めて「野球」という名前に和訳をし、1895年(明治28年)に「一高野球部史」という題名部史を発行したとされています。
そして、その後昭和30年には「野球」という題名で専門書が出され、昭和30年代には野球と言う言葉が広く定着していったのだといいます。
昔から親しまれていた野球と言う競技ですが、名前が定着したのは戦後になるということです。
マジックナンバーについて
よくスポーツニュースなどで「優勝までのマジックナンバーはあと○となりました!」というような言葉を聞きませんか?
この「マジックナンバー」という言葉の由来は一体何なのでしょうか?
まずマジックナンバーの意味ですが、例えばAというチームがあったとして、そのAチームがリーグで優勝が決定するまでには残りいくつ試合に勝てばいいのかという数字です。
そして「マジックナンバー」というのは、Aチーム以外のチームがどれだけ試合に勝とうと、もうAチーム以外のチームが優勝することはないと決まった時点で言われ始めます。
マジックナンバーが0になった時点でAチームは優勝します。
しかし例外もあり、優勝候補のチームが他に浮上してくると、マジック対象チームが入れ替わるなどの例外もあるのだといいますが、単純に考えると「そのチームが優勝するまでのカウントダウン」ということになるかと思います。
マジックナンバーという言葉の由来について
さて、「マジックナンバー」の言葉の由来についてですが、これはビンゴというゲームに関係があるとされています。
日本では、ビンゴの一つ手前を「リーチ」と言いますが、これは日本独自の言い方だそうで、本来ビンゴにおいて、ビンゴ完成に必要な数字の事を「マジックナンバー」と呼ぶのだそうで、これが「優勝が決まるのに必要な勝利数」などの意味として使われるようになったと言われているようです。
また、マジックでカレンダーの過ぎた日にち(数字)を消していくという行為に由来しているのではないかという説もあるそうなのですが、マジックインキの販売は、マジックナンバーという言葉が使われるようになった年代よりも後のことだということで、やはり上記のようなビンゴに由来しているという説の方が有力だとされているそうです。
・参考記事
http://gogen-allguide.com/ya/yakyuu.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC_(%E9%87%8E%E7%90%83)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1147279461 他