宮崎の由来 ~「宮崎フェニックス・リーグ」「みやざき犬」などの話も~
宮崎県は、九州の南東部に位置しています。
この地に人々が住み始めたのは中期旧石器時代の終わりごろとされており、なんと約5万年も前の頃からだとされています。
そんな宮崎県の地名の由来や、宮崎に関するあれこれの由来についてもまとめてみたいと思います。
宮崎という県名の由来について
宮崎県という県名ですが、県庁所在地であった「宮崎郡」という郡名がそのまま県名に適用されたといい、県名として制定されたのは明治6年のことだといいます。
そもそもこの「宮崎郡」という地名についてですが、奈良時代から見られる地名だということで、その歴史はとても古いかと思われます。
宮崎の「宮」という字は、文字からも想像できるかもしれませんが「神宮(神社)」の事を意味している文字だといいます。
また、「崎」という文字ですが、この文字が付く地名に多いのが突き出た地や先端に位置する地といった意味合いを持つことが多いといいますが、宮崎の場合は「前(さき)」という意味がなのだということです。
ですので、もともとは「宮前」という文字で表されていたのではないかとされているそうです。
そして、「宮」に当たる神宮(神社)というのは、宮崎神宮や奈古神社ではないかとも言われているそうなんですが、有力だとされているのは江田神社だと言われているとのことです。
宮崎フェニックスの由来について
宮崎県では「宮崎フェニックス・リーグ」という名称の野球リーグが開催されています。
このリーグは、2004年に宮崎で初めて行われた「イースタン・リーグ秋季教育リーグ」の名称を一般公募で募集したものです。
ちなみに教育リーグというのは、公式戦以外にも実践を行う事で得られる技術や感覚を磨くために開催されるものであり、主に若手のプロ野球選手を鍛えるために行われる試合だということです。
そして、全国から約300もの応募があったといい、その中から、宮崎市、宮崎観光協会、イースタン・リーグで審査して「フェニックス・リーグ」に決定したのだということです。
なぜ、「フェニックス」という言葉が採用されたのかというと、宮崎県の県木が「フェニックス」という木で、県内のいたるところに植えてあり、市民に愛着のある樹木だからだといいます。
その他にも、フェニックスには「不死鳥」という意味もあり、このリーグで若手の選手が大きく羽ばたいて欲しいといった、教育リーグならではの願いも込められているのだということです。
「みやざき犬」たちの名前の由来について
宮崎県にもご当地のゆるキャラというものが存在しています。
よく「宮崎犬」と間違えられるそうなのですが、正式には「みやざき犬」という表記だといいます。
みやざき犬は、三つ子の犬のことで、名前をそれぞれ「ひぃ」「むぅ」「かぁ」と言うのだそうです。
これは、宮崎県の旧称が日向(ひむか)だったことに由来しているのだといい、宮崎県内の様々なイベントに登場しているゆるキャラなのだそうです。
・参考記事
http://chimei-allguide.com/45/000.html
https://www.baystars.co.jp/farm/phoenix/
http://www.u.tsukuba.ac.jp/~s1410442/ 他